白河市土地改良区は、福島県中通りの最南端に位置する白河市の約1,650haの受益地のある農業団体です。昭和24年に土地改良法が施行された後の白河市内には、白河市第二土地改良区、南部土地改良区、五箇土地改良区、大沼土地改良区及び小田川土地改良区の五つの土地改良区が存在し、それぞれに組合員の要望に応えながら、谷津田川地区、桜岡地区、北中川原地区、借宿地区において区画整備事業等を実施してきました。
　その後、農業の近代化の波が押し寄せ、農業構造改善の必要性が急速に高まり、将来の農業基盤の整備は個々の改良区では対応が困難になることが予想されたため、昭和41年に5つの改良区が合併し、新たに「白河市土地改良区」が誕生しました。
　合併後は、農業構造改善事業やかんがい排水事業などに取り組み、農業基盤強化や生産性向上を図り、地域農業の発展に寄与して参りました。
　現在は、行政等の関係機関・団体や各地区に組織されている維持管理組合との連携を密にしながら土地改良施設維持管理適正化事業等に取り組み、土地改良施設の改修及び維持補修事業を実施するほか、太陽光発電事業にも取り組んで維持管理経費の軽減につなげております。また、多面的機能支払交付金事業にも積極的に参画し、組合員の負託に応えております。

今後も食糧の安定供給のための基盤整備はもとより、自然災害対策や景観保全等の環境基盤整備の役割を果たすべく、多面的で公益的な事業の推進を関係機関との連携を強化しながら進めてまりたいと考えております。今回のホームページの開設を契機として、より一層本改良区の事業運営にご理解とご協力を賜りますようお願い申しあげまして、あいさつといたします。

白河市土地改良区

理事長　関谷亮一